ピアノでいうところのバイエルのように、
ハープにも、いわゆるエチュード(練習曲)が多くあります。
師事する先生によって、教材となるエチュードは異なるかと思いますが、
私は、ZAMARA、BOCHSAやBACH…によるエチュードをよく弾いていた、という記憶があります。
ここ数年は演奏会用の曲にばかり目がいき、エチュードを弾いていなかったのですが、ある時、自分の手の形が崩れていることを指摘され、愕然としました。
確かに最近、曲を弾いていると腕が疲れるし、音も響かなくなってしまっていました。
徐々に手の形が崩れていったのでしょうが、難易度の高い曲を弾いているときに、顕著に手の崩れが現れはじめたように思います。
これではいけない、とエチュードを割りと熱心に再開したところ、本当に、急激に良くなってきました。音の粒が揃い、そして疲れない。
やはり、エチュードは大切だなと感じました。
最近のお気に入りはナーデルマン
最近は、ナーデルマンのエチュードがお気に入りです。
ナーデルマンは、マリー・アントワネットのハープの先生だったようです。そんなに昔の人の編み出した練習曲を現代でも弾いている、というのもなんだか驚くというか、呆れるというか…ですが、とても良いのです。
何が良いかというと、
- 手がよく暖まる
和音が大きいからでしょうか、ナーデルマンの練習曲を弾いたあとは、よく手が暖まります。
- 曲に勢いがあって弾いていて楽しい
これといったメロディがあるわけではありませんが、弾いていて心地良い音色で構成されています。曲調は変化に富み、速いテンポになったり、ゆっくりになったり…全体的に勢いがあります。弾いたあとの達成感もあるように思います。
握ったときの手指に違和感がないか
音の粒が揃っているか
力んでいないか
プラッセがちゃんと出来ているか
などに気を付けながら弾いています。
このナーデルマンはエチュードの練習効果が高く得られる気がしています。
5分しか練習できない、という日は
ナーデルマンの練習曲だけでも弾くようにしています。