マンションでのハープ練習について

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マンションのように人々が密集した住居の中で楽器を練習すると、近隣の方とのトラブルの元になることもあると聞きます。

近隣の方に迷惑をかけず、そして自分自身も快適に楽器を演奏できる、という部屋を目指した、私なりの検討結果を書きたいと思います。もっと工夫できる点があるかもしれませんが、現時点においてのベストな選択なのではないかな、と思っています。

 

賃貸マンションの部屋えらびについて

これまでに何回か、勤務地やライフスタイルの変化に伴って引越しをしました。その都度、部屋えらびでは「楽器を弾いても大丈夫な部屋かどうか」に、ずいぶん悩まされてきました。不動産屋さんと相談したり、インターネットで調べたりしながら、これなら楽器を弾いても大丈夫かな・・・、というタイプを下記の通り絞って、部屋えらびを進めました。

  • 楽器可の物件
  • 分譲用マンションの賃貸
  • 大通りや線路に隣接している等 マンション周囲が騒がしい物件
候補1.楽器可の物件

楽器可の物件を選ぶことは、心理的にも安心なことだと思います。楽器可の物件には、共有の防音室があるタイプ、部屋の壁が分厚くて構造がしっかりしているタイプ、音大生タイプ(音が聴こえてもお互い様タイプ?) 等があるようでした。私は、共有の防音室にハープは置けないし、音大生タイプもちょっと…と思っていたので、構造がしっかりしているタイプを希望していました。

はじめは楽器可の物件で検索するのですが、利便性の高いエリアや駅近物件といった他の希望と組み合わせると、候補となる物件数が極端に減り、なおかつ値段帯も高くなってします。不動産屋さんに相談してみたところ、「楽器可に拘らなくても、構造がしっかりしている物件であれば大丈夫」というお言葉(?)をもらったので、裾野を広げて物件を探すようになりました。

なお補足ですが、「楽器可」「楽器相談可」という物件でも、「ピアノなら可」(アップライト)というように思っている大家さんも多いそうです。ハープなど「何だかよくわからない楽器」、というだけで「アウト」になってしまうこともあるようです。ハープはピアノよりも音は小さく柔らかい音、ということを不動産屋さんに説明したところ、「ピアノ」と説明した方がいいだろう、とのことでした。嘘をつくのは心苦しいですが、似たようなもののはずなので、大丈夫だと信じたいです。

候補2.分譲用マンションの賃貸

分譲賃貸(投資用マンション)は、賃貸用物件よりも設備や構造がしっかりしているため、部屋の音が外に漏れにくいそうです。しかも、若干話は横に逸れますが、「分譲賃貸」という一つの条件を部屋えらびに加えるだけで、設備や共用部(ゴミ収集所等)の管理には、一定レベル以上が保証されている気がしていたので、物件選びが楽になりました。

実際、数回分譲用マンションの一室を借りたことがありますが、上の階の物を落としたような音はたまに聞こえるくらいで、隣の音は全く聞こえず、快適に暮らすことができました。

候補3.マンションの周囲が騒がしい物件

かなり運任せな条件かと思いますが、楽器を弾く他の方から聞いた話です。その方曰く、線路のすぐそばや、トラックなどがよく通る大通りに面したマンションでは、楽器の音でトラブルになったことがないとのことでした。察するに、普段から音に慣れている方が周囲に多いからか、楽器が多少聞こえてもトラブルまで発展しにくい、ということでしょうか。また、駅近物件であれば、さらに日中帯に人がいないので、練習してもさらに大丈夫、とも聞きました。確かに、楽器の音が聞こえてきたとしても気になるどうか、というのはその方の音への慣れや、ライフスタイル、さらにはお互いの関係性にもよるものだとも思います。ただ、隣人について詳しく知ることは、賃貸物件では特に難しいでしょうし、運任せな部分もあるので、これだけだと心許ないような気もします。

 

結局、最終的には、分譲賃貸または同レベルの設備のマンションの角部屋を選択しました。

とはいえ、しっかりした構造の部屋ではありますが、本気モードの大きな音で練習するのは抵抗がありました。上下の階に、実際どこまで音が聞こえるのか、聞いたことがありません。むしろ、聞いたことがないからこそ、心配になります。また、ハープはリビングに置くつもりですので、同居人にとっても狭い居住空間の中で、楽器の音がガンガンと聞こえるのは、本を読むにしても、テレビを見るにしても、集中できなくなるはずです。さらに、そのような心配事があることで、音を小さく弾くようになり、手にも力が入るクセがついてしまいました。

もうこれでは、楽器を弾きやすい環境ではないと思い、部屋でのさらなる防音について検討することにしました。

 

部屋の防音について

部屋の中での防音としては、さまざまな防音グッズが販売されています。色々な方法があるかとは思いますが、スペースや準備への気力の問題から、私は下記2案に絞り、検討しました。

  • 防音マット、防音ボード、防音カーテン 等を駆使する
  • 防音室をレンタル、購入する
案1.防音マット、防音ボード、防音カーテンを駆使する

アマゾンや楽天でも、数多くの防音グッズが販売されています。自作で防音ボード 等を組み合わせて防音室を組み立てた方のブログを参考にしながら、自分なりに検討しました。しかし、製品の選定から強度を考慮した組み立て、取り外し、見た目 等々を考えているうちに頭がパンクしてしまいました。

案2.防音室をレンタル、購入する

価格は高額になりますが、なによりも安心でした。カワイのナサール、ヤマハのアビテックスを筆頭候補に検討した結果、ヤマハのアビテックスをレンタルすることにしました。購入ではなく、レンタルできる、という点が魅力でした。

防音室を導入した結果、しっかり弾いていても、テレビを少し大きな音で観ている…程度の音になったようです。これで、安心して弾けるようになりました。そして、ずいぶん落ち着いて、集中して練習できるようになりました。

防音室を設置したことで、狭いリビングがさらに狭く、そして窓をふさいでしまいリビングが暗くなってしまいましたが、専用の空間があるというのはやはり嬉しいものです。また外の音も聞こえにくいので、集中できる書斎用のスペースとしてもたまに活用されています。

 

そして、現在

マンションは密集した住居ですが、工夫によっては快適に楽器を弾ける環境になれるのではないかと期待しつつ、色々検討した結果、しっかりした構造+防音室、という選択を私はしました。また、防音室とはいえ、音や低音部の振動が、完全に無くなるわけではありません。そのため、早朝、夜間を避けて練習をしています。

「楽器を弾いているなんて、気づかなかった!」といわれるのが理想的だと思っています。一度、その音や振動が、上下横の部屋ににどの程度聴こえているのか、本当は聴きに行きたいのですが…。

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